小学部

6年生沖縄修学旅行1日目は平和学習

投稿日2024/4/23

6年生沖縄修学旅行の1日目は「平和学習」。天気予報では雨模様で心配されましたが、見学地を回るときは、雨も上がって、気持ち良く、ワンピースに着替える子も。

最初の見学地は「クラシンジョウ壕」。日本軍の陣地として使われた鍾乳洞を利用して作られたガマで、戦後から手付かずのままのガマです。平和ガイドさんの沖縄戦の話を聞いた後、壕の中へ。壕の中での生活の様子を聞いたり、暗闇を体験し、戦時下の苛烈な生活の一端を知ることができました。

 

第二の見学地は「ひめゆり平和祈念資料館」。沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒の鎮魂のために建立された「ひめゆりの塔」に隣接して開館されたのが、ひめゆり平和祈念資料館です。沖縄戦に看護要員として動員されたひめゆり学徒隊の戦争体験を伝えるために、沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒の遺影や遺品、生存者の証言映像や手記が展示され、ひめゆり学徒の戦争体験を通して、戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶことができる平和学習の場になっています。

献花、千羽鶴の奉納をした後見学。子供たちはひめゆり学徒隊の体験を自分のことのように感じ、平和への想いをさらに強くしていました。

そして、1日目最後の見学地「県立平和祈念公園」へ。沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ「平和の礎」、戦没者の鎮魂と永遠の平和を祈る「平和祈念像」と摩文仁の丘からのきれいな景色のコントラストには、複雑な思いを抱きました。

「平和の礎」の前では、本校恒例の献歌。直前まで一所懸命に練習した「島唄」を全力で歌いました。戦争で亡くなられた方々の魂と沖縄のきれいな海にこの思いが届きますように。