中学3年生は10月25日から28日まで奈良・京都方面へ3泊4日の修学旅行に行ってきました。
昨年はコロナウイルス感染症の影響で、研修旅行に行けず、宿泊を伴う旅行は今回が初めてとなります。
感染対策を万全にし、残念ですが食事や会話に制限を設けた旅行となりました。
初日は新大阪駅からバスに乗り、奈良に向かいました。
法隆寺に着き徒歩で西院伽藍、大宝蔵院、夢殿の順で見学し、その後、バスで薬師寺に向かいました。
事前の学習の成果もあり、生徒は興味を持って拝観できていました。
二日目は奈良公園から興福寺へ。
あまり大声でしゃべれない代わりに生徒は鹿と楽しくはしゃいでいました。
午後は大阪の一流ホテルの高層階で食事をし、ホテルの窓から一望できる大阪・神戸の街並みを楽しみました。
昼食後は笑いの文化の原点ともいうべき「なんばグランド花月」を観覧し、大いに笑いました。
思っていた以上に生徒は喜び、関西の笑いの文化を堪能していました。
三日目は自由行動です。
各班それぞれが、少ない時間のなか、知恵と遊び心を捻り、みんなで作り上げたコースへと見学に向かいます。
現地のシルバーガイドの方と、京都の文化財や街並みを心行くまで満喫しました。
何よりも初めての宿泊を伴う旅行、自分たちで作った行程、笑い合いながら観光できる、その状況こそが一番の「嬉しさ」であったと思います。
最終日は本願寺で参拝法要を行い、知恩院、清水寺を巡ります。
参拝法要の意義は、「浄土真宗の学校で3年間過ごすことのできた感謝」が含まれます。
清水寺周辺では最後のお買い物ということもあり、生徒は真剣にお土産を見定めていました。
大きなトラブルもなく、京都駅から東京駅への帰路となります。
最終日の昼食場所で、ある生徒が「楽しい修学旅行で、今まで行けなかった分が全部取り戻せました、有難うございます」や「先生、修学旅行を実施してくれて本当に有難うございます」などの声が聞かれました。
生徒の笑顔はもちろんですが、旅行に行けたことに「感謝」できる生徒たちの心が、今回の旅行がどのようなものであったか、という事を表しているように思います。